平成31年2月23日(土)に横浜のランドマークホールにて「横浜ビジネスグランプリ2019 THE FINAL」が開催されました。
「横浜ビジネスグランプリ」は、横浜での創業を目指す起業家を対象に、自らのビジネスプランを発表し、優れたプランには最優秀賞等の各表彰が受けられる他、ビジネスパートナーとのマッチングの場として開催しています。平成15年からスタートし、今回で21回目を迎えます。ファイナリストは、(公財)横浜企業経営支援財団から、経営支援や販路開拓支援、広報支援等の支援を受けることができる他、各賞受賞者には賞金等の副賞も送られます。
当日は、応募総数117件のうち、書類審査、プレゼンテーション審査(セミファイナル)を勝ち抜いた10名のファイナリスト(学生部門3件と一般部門7件)がグランプリの座をかけて、ビジネスプランを発表しました。
これを審査するのは、株式会社ノジマ 取締役兼代表執行役社長 野島 廣司氏を筆頭に総勢8名。(1)新規性、(2)成長性、(3)実現可能性、(4)横浜経済への影響・効果、(5)経営者力・熱意の観点から各賞を決定します。
ファイナリスト10名によるプレゼンテーション
学生部門
C for C~肢体不自由者と古着~
大島 敬一郎氏(国士舘大学 経営学部 経営学科)
不眠大国日本の睡眠不足を改善
水野 勇望氏(東京理科大学 工学部 経営工学科)
施設の子どもたちへ、将来の選択肢の広がりを
加藤 早織氏(国士舘大学 経営学部 経営学科)
一般部門
OSMで歩くアーストレッキングナビ
朝日マップ株式会社 遠藤 久資氏
1家に1台自給自足型ソーラー発電システム
株式会社マステック 江本 雅文氏
災害時グルテンフリー低糖質保存食品開発
低糖質の焼き菓子工房・あんな 穴澤 百合子氏
「好きを定量化」出会いのサポートアプリ
脇坂 健一郎氏
女性の髪のセルフケア支援プラットフォーム
株式会社Aventino 金子 章子氏
次世代型植物活性化剤の探索・評価サービス
横浜バイオテクノロジー株式会社 小倉 里江子氏
保育士のキャリアデザインサポートサービス
プログス 桑子 和佳絵氏
それぞれ6分間のプレゼンテーション後に質疑応答の時間が設けられ、ビジネスプランの実現性や開発コスト、市場規模など審査員から多岐に渡るアドバイスがされました。
エキシビジョン講演
引き続き、昨年度受賞者によるエキシビション講演が行われました。株式会社スタジオル 山地瞭 氏と株式会社リサ・サーナ 上田暢子氏が登壇し、昨年のビジネスグランプリのプレゼンテーションの際より、事業が着実に大きくなっている様子等をお話されました。
受賞者発表
見事に最優秀賞を受賞されたのは「次世代型植物活性化剤の探索・評価サービス」を発表された横浜バイオテクノロジー(株)小倉里江子 氏。横浜ビジネスグランプリでは初の女性最優秀受賞者となりました。
小倉氏は「世の中に認知されにくい分野でありますが、これから世の中へ技術を橋渡しできるように目指していきたい」と受賞の感想を述べられました。
今回の「横浜ビジネスグランプリ2019」は、最優秀賞や優秀賞、学生部門優秀賞、オーディエンス賞に、女性起業家賞を加え、全ての受賞者が『女性』という、まさに女性が躍進する現代を物語る内容で終わりました。
「女性が働きやすく、活躍できるまち」の実現を目指す横浜市ならではの大会でした。
各受賞者
◆最優秀賞(賞状・副賞100万円)
横浜バイオテクノロジー株式会社 小倉里江子 氏
「次世代型植物活性化剤の探索・評価サービス」
◆一般部門優秀賞(賞状・副賞50万円)
株式会社Aventino 金子章子 氏
「女性の髪のセルフケア支援プラットフォーム」
◆学生部門優秀賞(賞状・副賞30万円)
国士舘大学 加藤早織 氏
「施設の子どもたちへ、将来の選択肢の広がりを」
◆女性起業家賞(賞状・副賞50万円)
プログス 桑子和佳絵 氏
「保育士のキャリアデザインサポートサービス」
◆オーディエンス賞◆
国士舘大学 加藤早織 氏
「施設の子どもたちへ、将来の選択肢の広がりを」
参考情報
横浜ビジネスグランプリ
https://www.idec.or.jp/kigyo/ybg/2019_report/
https://www.facebook.com/yokohama.bg/
※エキシビション登壇者のうち、株式会社スタジオル 山地瞭さんの特集インタビュー記事はこちらのページからご覧ください。
スタジオル 山地 瞭さん《横浜スタートアップ事業者レポート》
https://socialport-y.city.yokohama.lg.jp/?p=13633