(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクは高いものの国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象とした、表題の助成事業の公募を行います。VC等との協調やステージゲート審査の活用を制度上盛り込み、長期的視野でもって、実用化研究開発や量産化実証、海外技術実証などへの支援を行います。

DTSU事業及びGX事業は、いずれも助成率や助成金の額が異なる3つのフェーズ((1)~(3))から構成されます。応募時には、自社の状況に最も合致しているフェーズを選択し、ご応募ください。なお、ステージゲート審査を経て次のフェーズに移行することも可能とします。

概要

フェーズ
  • (1)STSフェーズ(実用化研究開発(前期)):要素技術の研究開発や試作品の開発等に加え、事業化に向けた技術開発の方向性を決めるための事業化可能性調査の実施等を支援する。
  • (2)PCAフェーズ(実用化研究開発(後期)):試作品の開発や初期の生産技術開発等に加え、主要市場獲得に向けた事業化可能性調査の実施等を支援する。
  • (3)DMPフェーズ(量産化実証):量産技術の確立・実証に係る研究開発やそのために必要な生産設備・検査設備等の設計・製作・購入・導入・運用等を通じ、商用化に至るために必要な量産化実証の実施を支援する。
対象技術
  • ・経済産業省所管の鉱工業技術(例えば、ロボティクス、AI、エレクトロニクス、IoT、クリーンテクノロジー、素材、医療機器、ライフサイエンス、バイオテクノロジー技術、航空宇宙等。但し、原子力技術に係るものは除く。)
  • ・具体的技術シーズがあって、研究開発要素があることが想定されること。例えば、スマートフォンのアプリ開発のためのソフトウェアのコーディングなど、研究開発要素が薄いものや、既存製品(購入品)を利用しただけのものについては対象外とする。
  • ・競争力強化のためのイノベーションを創出しうるものであること。

※上記に加え、GX事業では、脱炭素成長型経済構造移行推進戦略を踏まえて、CO2の排出削減に向けた野心的な目標を掲げるなど世界規模でのカーボンニュートラルの実現及び日本の産業競争力の強化のためのイノベーションを創出しうるものであること。

※詳細な要件は、公募要領を参照。

助成額
  • (1)STSフェーズ(実用化研究開発(前期)):3億円以内または5億円以内/事業期間
  • (2)PCAフェーズ(実用化研究開発(後期)):5億円以内または10億円以内/事業期間
  • (3)DMPフェーズ(量産化実証):25億円以内/事業期間
助成率

2/3

助成対象経費

技術シーズの事業化に必要な経費(実用化開発、事業化可能性調査等)

助成対象期間

1.5~2年程度(ただし同一フェーズ内で最長4年)

提案受付

2024年10月24日(木)10:00~30日(水)12:00

お問い合わせ

(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)スタートアップ支援部 DTSU事務局
Email:dtsu@nedo.go.jp

詳細は以下のページをご覧ください。
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100470.html