2018年6月8日(金)「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム2018」の一環であるプロボノ・プログラム説明会「プロボノって何?スクラムでのプロボノの役割とは」がmass×mass関内フューチャーセンターで開催されました。
ソーシャルビジネス事業者がステージアップするための計画に、アドバイザーやプロボノが伴走支援する「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム」。ここで実際に事業に加わり支援する実践者が、今回エントリーを募集しているプロボノです。
プロボノ・プログラム説明会では、プロボノとは何か、プログラムの内容の説明があり、実際にプロボノに参加した先輩プロボノの方からは、実践したこと、得られる体験などがたっぷり語られました。
一連のスケジュール概要は次の通り。6月23日から7月21日までの5回のカリキュラムで、基本的な理論とケーススタディで学び、9月29日にはプログラムに参加する事業者の中間プレゼンテーションが実施されます。事業者から直接プレゼンを聞くことで、プロボノの方たちは希望の事業者選びに入ります。その後、マッチングをへて10月から翌月2月にかけてプロボノ活動を行い、3月には成果発表会が行われます。
プロボノ先輩のお話では、「自分が提供したものより、得たものの方が多かった」といいます。企業で働く人、自治体で働く人、プロボノはそれぞれ自分の強みを発揮し、事業者をサポートし充実感を得られます。しかしそれ以上に、「これまで縁のなかった世界が見られた」「ソーシャルビジネスの実践者の思いがきけた」「自分の中の新たな引き出しを発見できた」などなど、限られた期間の中でも多くの学びが得られるようです。
さらに、異業種のプロボノたちが共に活動することで、これまで出会えなかった人たちとのつながりができ、多角的なものの見方を知れたのも、大きな収穫といいます。
最後に「プロボノを実践して変わったことは?」の質問に、プロボノ先輩は「事業者とプロボノはフラットな関係で活動できます。これまでにない心地よい関係を経験できて、よりよい働き方を知ることができました」と話されました。
プロボノというと、“専門的なスキル”が必要というイメージもあるかもしれません。主催者によると、「プロボノ参加者は学生の方もいらっしゃり、専門家でない目線からの意見も貴重です」とのことです。
第3回説明会は6月14日(木)19:00~20:00、会場はmass×mass関内フューチャーセンターです。
また、後期募集(8/21~9/28)も行います。(応募期間は6月17日まで)
※詳しくはこちらをご覧ください
http://massmass.jp/event/scrum/2018/
【レポート】中山貴久子(株式会社イータウンレポーター/森ノオトライター)
取材日:2018.6.9