ソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第1部】の様子

ソーシャルビジネス先輩事業者座談会2016 【第1部 ソーシャルビジネス起業創業時の支援について】


ソーシャルポートヨコハマは横浜市のソーシャルビジネス起業支援の一環として、webサイトやメールマガジン、SNSなどで起業家レポートやセミナーイベント情報等の情報発信を行っています。また、一方で、情報発信以外にも、横浜市では、起業家セミナーや起業個別相談・アドバイス、経営支援など様々なソーシャルビジネス支援・サポートを行っています。

今回はこれからソーシャルビジネスを始めたいと考えている方やすでに実践している方の参考になればと、こうした支援メニューやサポートがどのように起業時や、現在の現場で活かされているかについて、ソーシャルビジネス実践者の方々に、語っていただく座談会を実施いたしました。

■ 座談会出席者

横浜ミサリングファクトリー 代表松本美佐さん
http://misaling.net/

NPO法人こまちぷらす 代表 森祐美子さん
http://comachiplus.org/

株式会社教育ネット 代表取締役 大笹いづみさん
http://edu-net.co.jp/

コーディネーター:株式会社イータウン 代表取締役 齋藤 保

ソーシャルビジネス先輩事業者の紹介

ソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第1部】

斉藤:みなさん本日はお忙しい中ありがとうございます。イータウンの斉藤です。弊社では、港南台タウンカフェやkura-cafeといったコミュニティカフェやソーシャルビジネスの実践者としての活動を行う一方、これまでソーシャルビジネス起業家セミナーや現場視察会事業、相談アドバイスなど様々なソーシャルビジネス支援事業もさせていただいています。今回は「横浜ソーシャルビジネス情報発信事業」として管理運営している、「ソーシャルポートヨコハマ」の座談会となります。みなさんの実体験をもとに横浜市のソーシャルビジネス支援プログラムがどう活かされてきたか、その必要性や実態をじっくりとお聞きしたいと思います。
では、まず自己紹介と事業概要をお願いします。

大笹:株式会社教育ネットの大笹です。自治体を主な対象にして、学校へ向けた携帯やスマホの教育支援として子どもと先生方の支援をおこなっています。会社は3期目ですがそれ以前の社団法人から活動を行っています。メンバーは正規とパートタイム、外部スタッフを全員含めると30名ほどになります。もともとはシステムエンジニアをしていました。子どもが生まれたことをきっかけに、学校の現場で自分のスキルを活かせるか、人と人がつながる学校という場所に可能性を感じ起業に至りました。

松本:横浜ミサリングファクトリーの松本です。コミュニティ機能を持ったお菓子教室を開催しています。2009年ごろから教室を持ちたい人の開業を支援したいと思い事業を始めました。また、新規事業として小さな事業のIT支援をする会社を立ち上げました。女性の就業の苦労、稼げないことなど悩みが多く、そのような人たちを支援したいというのがきっかけです。

森:NPO法人こまちぷらすの森です。運営をしているこまちカフェは子育てで孤立しない環境の居場所づくりを目標に、共感しあえる仲間づくりができる場所を目指しています。それぞれの興味に合わせたカテゴリーの中で共感できるつながりができると考えて、様々なイベントを実施しています。また、手づくり小物を通して社会とつながるhaco+(ハコプラス)事業や、情報に辿り付けていない人に向けて冊子発行・HP運営や戸塚区役所の子育て応援ルーム「とことこ」の情報スペースコンシェルジュの役割も担っています。また、最近はウェルカムベビープロジェクト等カフェから街へ、孤立しない子育て環境が広がるような事業等も実施しています。

これまでに起業のアドバイス受けたこと、手ごたえがあったこと

斉藤:起業にあたって参加されたセミナーや講座、アドバイスを受けた相談、サポート事業など教えてください。

NPO法人こまちぷらす 代表 森祐美子さん

森:二つありまして、ひとつはソーシャルビジネス起業家セミナー2011に参加したのと、もうひとつは3回まで無料で相談できるソーシャルビジネス起業相談を利用しました。どちらも横浜市のSB支援メニューで、セミナーは起業する前に参加して起業相談は起業してから受けました。ケーススタディや現場視察会などがありました。

斉藤:あの頃が懐かしいですね(笑)起業セミナー等に参加してどんな手応えを感じましたか?

森:直接的に起業する場所を見つけることができたことと人とのネットワークができました。起業前は数字でしかない試算が、第三者の目を通して現実的なアドバイスをしてもらえたことで、手あたり次第にやるのではなく、できることとできないことの区別をしてくれたのがとても良かったです。また、起業後の相談ではアドバイザーからの提案で、スタッフも一緒に参加させてもらい、スタッフの主体性を引き出すワークショップを実施したことで、みんなで考えることの重要性を見いだせました。

斉藤:松本さんはお菓子教室の開業時に起業支援を受けましたか?

横浜ミサリングファクトリー 松本美佐さん

松本:開業してまもなくIDECに相談しました。それからは何かあればIDECへ相談するようになり、助成金の情報を教えてもらったり、チャレンジコミュニティビジネスのコンテストへ応募するなど支援メニューを利用しました。IDECのセミナーは起業後も何年にもわたってたくさん受けました。中小企業相談士の先生に相談することもありましたし、様々なメニューを活用したことで横浜市経済局ともご縁ができ、取材先として取り上げてもらうといったつながりもできました。また、横浜市有望ビジネスプラン助成対象事業に応募して採択されました。

斉藤:支援を受けるだけでなく自ら積極的に支援機関に働きかけていくことで自分に合った相談プログラムができあがっていったのではないでしょうか。相談者も支援者も人と人との関係性や付き合いの中で活動やつながりが双方でプラスになっていったのだと思います。

松本:他にイータウンでのコミュニティカフェセミナー(連続講座)で現場視察会にも参加し、mass×mass関内とは「食と農のプロデューサー育成講座」第1期に参加してからご縁が続いています。2016年春に法人化するためにソーシャルビジネス創業支援講座に参加することにしたのは、公認会計士の相談ラインナップがあったからです。神奈川県では個人教室向け顧客管理アプリ「テトコ」で、かながわビジネスオーディション2016に入賞しました。

斉藤:大笹さんはiSB公共未来塾に参加されたとのことですがどのようなアドバイスを受けましたか?

株式会社教育ネット 代表取締役 大笹いづみさん

大笹:株式会社の設立前に社団法人を2010年に立ち上げまして、その頃に社会的企業育成支援事業のiSB公共未来塾を二期生として受講しました。セミナー付きで充実したコースでした。事業開始時にトータルで基礎をしっかり勉強できたことがよかったです。その頃に知り合った中小企業診断士の先生と今でもお付き合いが続いていますので、つながるきかっけにもなりました。

斉藤:私もiSB公共未来塾には講師として参加したので懐かしいですね。他にも支援メニューは利用されましたか?

大笹:次に大きかったのは株式会社設立時にETIC.横浜ブランチが運営するYokohama Changemaker’s CAMP 2013に参加しました。その頃の内容は横浜市職員と企業がチームを組んで半年間動くというものでしたが、2週間に1回くらい打ち合わせしながらチームを組んで起業家を支援するというメニューで、皆で一緒に考えながらプロジェクトを進めていくプロセスが面白かったです。CAMPで過ごした時間は次のステップに行くまでの大きな気持ちの支えになりました。

斉藤:CAMPは行政職員も入った伴走支援プログラムだったのですね。私もこれまでコミュニティビジネス相談を担当させていただいたことが、数年間ありましたが、年間3回までの相談では時間的にもしっかりと「伴走」してサポートできないもどかしさも感じていたこともありますが、こうして長期にわたって様々な支援者が伴走役になることは重要ですね。相談者もすぐにアドバイザーへ心を開けるかといったら、そういう訳でもなく、支援する側も3~5年間の時間軸でようやく本気になってお互いに話ができるようになっていくということがありますので、中長期的に支援できないものかという点が課題として挙げられます。

ソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第1部】の様子

※この続きの後半はソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第2部】で近日にレポート公開予定です。

■ 座談会 会場

港南台タウンカフェ
http://www.town-cafe.jp/

横浜市港南区港南台4-17-22 ブックスキタミ2F
TEL:045-832-3855 FAX:045-832-3864

■ 座談会 出席者

横浜ミサリングファクトリー 代表松本美佐さん
http://misaling.net/
NPO法人こまちぷらす 代表 森祐美子さん
http://comachiplus.org/

株式会社教育ネット 代表取締役 大笹いづみさん
http://edu-net.co.jp/

コーディネーター:株式会社イータウン 代表取締役 齋藤 保


ソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第1部】の様子

ソーシャルビジネス先輩事業者座談会2016 【第1部 ソーシャルビジネス起業創業時の支援について】


ソーシャルポートヨコハマは横浜市のソーシャルビジネス起業支援の一環として、webサイトやメールマガジン、SNSなどで起業家レポートやセミナーイベント情報等の情報発信を行っています。また、一方で、情報発信以外にも、横浜市では、起業家セミナーや起業個別相談・アドバイス、経営支援など様々なソーシャルビジネス支援・サポートを行っています。

今回はこれからソーシャルビジネスを始めたいと考えている方やすでに実践している方の参考になればと、こうした支援メニューやサポートがどのように起業時や、現在の現場で活かされているかについて、ソーシャルビジネス実践者の方々に、語っていただく座談会を実施いたしました。

■ 座談会出席者

横浜ミサリングファクトリー 代表松本美佐さん
http://misaling.net/

NPO法人こまちぷらす 代表 森祐美子さん
http://comachiplus.org/

株式会社教育ネット 代表取締役 大笹いづみさん
http://edu-net.co.jp/

コーディネーター:株式会社イータウン 代表取締役 齋藤 保

ソーシャルビジネス先輩事業者の紹介

ソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第1部】

斉藤:みなさん本日はお忙しい中ありがとうございます。イータウンの斉藤です。弊社では、港南台タウンカフェやkura-cafeといったコミュニティカフェやソーシャルビジネスの実践者としての活動を行う一方、これまでソーシャルビジネス起業家セミナーや現場視察会事業、相談アドバイスなど様々なソーシャルビジネス支援事業もさせていただいています。今回は「横浜ソーシャルビジネス情報発信事業」として管理運営している、「ソーシャルポートヨコハマ」の座談会となります。みなさんの実体験をもとに横浜市のソーシャルビジネス支援プログラムがどう活かされてきたか、その必要性や実態をじっくりとお聞きしたいと思います。
では、まず自己紹介と事業概要をお願いします。

大笹:株式会社教育ネットの大笹です。自治体を主な対象にして、学校へ向けた携帯やスマホの教育支援として子どもと先生方の支援をおこなっています。会社は3期目ですがそれ以前の社団法人から活動を行っています。メンバーは正規とパートタイム、外部スタッフを全員含めると30名ほどになります。もともとはシステムエンジニアをしていました。子どもが生まれたことをきっかけに、学校の現場で自分のスキルを活かせるか、人と人がつながる学校という場所に可能性を感じ起業に至りました。

松本:横浜ミサリングファクトリーの松本です。コミュニティ機能を持ったお菓子教室を開催しています。2009年ごろから教室を持ちたい人の開業を支援したいと思い事業を始めました。また、新規事業として小さな事業のIT支援をする会社を立ち上げました。女性の就業の苦労、稼げないことなど悩みが多く、そのような人たちを支援したいというのがきっかけです。

森:NPO法人こまちぷらすの森です。運営をしているこまちカフェは子育てで孤立しない環境の居場所づくりを目標に、共感しあえる仲間づくりができる場所を目指しています。それぞれの興味に合わせたカテゴリーの中で共感できるつながりができると考えて、様々なイベントを実施しています。また、手づくり小物を通して社会とつながるhaco+(ハコプラス)事業や、情報に辿り付けていない人に向けて冊子発行・HP運営や戸塚区役所の子育て応援ルーム「とことこ」の情報スペースコンシェルジュの役割も担っています。また、最近はウェルカムベビープロジェクト等カフェから街へ、孤立しない子育て環境が広がるような事業等も実施しています。

これまでに起業のアドバイス受けたこと、手ごたえがあったこと

斉藤:起業にあたって参加されたセミナーや講座、アドバイスを受けた相談、サポート事業など教えてください。

NPO法人こまちぷらす 代表 森祐美子さん

森:二つありまして、ひとつはソーシャルビジネス起業家セミナー2011に参加したのと、もうひとつは3回まで無料で相談できるソーシャルビジネス起業相談を利用しました。どちらも横浜市のSB支援メニューで、セミナーは起業する前に参加して起業相談は起業してから受けました。ケーススタディや現場視察会などがありました。

斉藤:あの頃が懐かしいですね(笑)起業セミナー等に参加してどんな手応えを感じましたか?

森:直接的に起業する場所を見つけることができたことと人とのネットワークができました。起業前は数字でしかない試算が、第三者の目を通して現実的なアドバイスをしてもらえたことで、手あたり次第にやるのではなく、できることとできないことの区別をしてくれたのがとても良かったです。また、起業後の相談ではアドバイザーからの提案で、スタッフも一緒に参加させてもらい、スタッフの主体性を引き出すワークショップを実施したことで、みんなで考えることの重要性を見いだせました。

斉藤:松本さんはお菓子教室の開業時に起業支援を受けましたか?

横浜ミサリングファクトリー 松本美佐さん

松本:開業してまもなくIDECに相談しました。それからは何かあればIDECへ相談するようになり、助成金の情報を教えてもらったり、チャレンジコミュニティビジネスのコンテストへ応募するなど支援メニューを利用しました。IDECのセミナーは起業後も何年にもわたってたくさん受けました。中小企業相談士の先生に相談することもありましたし、様々なメニューを活用したことで横浜市経済局ともご縁ができ、取材先として取り上げてもらうといったつながりもできました。また、横浜市有望ビジネスプラン助成対象事業に応募して採択されました。

斉藤:支援を受けるだけでなく自ら積極的に支援機関に働きかけていくことで自分に合った相談プログラムができあがっていったのではないでしょうか。相談者も支援者も人と人との関係性や付き合いの中で活動やつながりが双方でプラスになっていったのだと思います。

松本:他にイータウンでのコミュニティカフェセミナー(連続講座)で現場視察会にも参加し、mass×mass関内とは「食と農のプロデューサー育成講座」第1期に参加してからご縁が続いています。2016年春に法人化するためにソーシャルビジネス創業支援講座に参加することにしたのは、公認会計士の相談ラインナップがあったからです。神奈川県では個人教室向け顧客管理アプリ「テトコ」で、かながわビジネスオーディション2016に入賞しました。

斉藤:大笹さんはiSB公共未来塾に参加されたとのことですがどのようなアドバイスを受けましたか?

株式会社教育ネット 代表取締役 大笹いづみさん

大笹:株式会社の設立前に社団法人を2010年に立ち上げまして、その頃に社会的企業育成支援事業のiSB公共未来塾を二期生として受講しました。セミナー付きで充実したコースでした。事業開始時にトータルで基礎をしっかり勉強できたことがよかったです。その頃に知り合った中小企業診断士の先生と今でもお付き合いが続いていますので、つながるきかっけにもなりました。

斉藤:私もiSB公共未来塾には講師として参加したので懐かしいですね。他にも支援メニューは利用されましたか?

大笹:次に大きかったのは株式会社設立時にETIC.横浜ブランチが運営するYokohama Changemaker’s CAMP 2013に参加しました。その頃の内容は横浜市職員と企業がチームを組んで半年間動くというものでしたが、2週間に1回くらい打ち合わせしながらチームを組んで起業家を支援するというメニューで、皆で一緒に考えながらプロジェクトを進めていくプロセスが面白かったです。CAMPで過ごした時間は次のステップに行くまでの大きな気持ちの支えになりました。

斉藤:CAMPは行政職員も入った伴走支援プログラムだったのですね。私もこれまでコミュニティビジネス相談を担当させていただいたことが、数年間ありましたが、年間3回までの相談では時間的にもしっかりと「伴走」してサポートできないもどかしさも感じていたこともありますが、こうして長期にわたって様々な支援者が伴走役になることは重要ですね。相談者もすぐにアドバイザーへ心を開けるかといったら、そういう訳でもなく、支援する側も3~5年間の時間軸でようやく本気になってお互いに話ができるようになっていくということがありますので、中長期的に支援できないものかという点が課題として挙げられます。

ソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第1部】の様子

※この続きの後半はソーシャルビジネス先輩事業者座談会【第2部】で近日にレポート公開予定です。

■ 座談会 会場

港南台タウンカフェ
http://www.town-cafe.jp/

横浜市港南区港南台4-17-22 ブックスキタミ2F
TEL:045-832-3855 FAX:045-832-3864

■ 座談会 出席者

横浜ミサリングファクトリー 代表松本美佐さん
http://misaling.net/
NPO法人こまちぷらす 代表 森祐美子さん
http://comachiplus.org/

株式会社教育ネット 代表取締役 大笹いづみさん
http://edu-net.co.jp/

コーディネーター:株式会社イータウン 代表取締役 齋藤 保