ソーシャルビジネス現場視察会2013 報告レポート   第4回 「こまちカフェ」

開催日時
2013年9月30日
開催場所
こまちカフェ

ソーシャルビジネス現場視察会2013 第4回「こまちカフェ」

学んだポイント:広報

2013年9月30日に第4回ソーシャルビジネス現場視察会「こまちカフェ」が行われた。
「ママとまちに小さなプラスを」を合言葉に、戸塚周辺の子育て応援プロジェクトを行なっている「NPO法人こまちぷらす」。ネットでの地域子育て情報発信や幼稚園のクチコミ情報冊子の発行を行なっている。「孤立しない子育て環境を作りたい」と、親子の居場所として運営している「こまちカフェ」を訪ねた。店舗探しからオープンまでのプロセスをSNSやブログ、口コミ等で発信し、協力者や顧客を引き寄せた広報のポイントを学んだ。

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まず代表の森さんのお話をお聞きし、店内を見学した。9月9日にリニューアルオープンした「こまちカフェ」。地域のパパたちやおじいちゃんと協力して作ったという棚、寄付で頂いた食器、手作りのスリッパなど、店内は手作りされたものが多くあった。「『ない』ところから始めたんです」と森さんは話す。「ない」ことをチャンスに変える、こまちカフェの「工夫」をお聞きした。

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「母であることが強みになる仕事の場を作りたい。」と始めた、こまちカフェ。「できるところから、できることを。」コミュニティカフェや助産院を借りて週一回カフェを開くところから始まった。「実験・経験・失敗・やり直しの繰り返しだった」と森さんは振り返る。
資金、もの、人、場所がない中で、広報の仕方を工夫した。資金調達には「寄付メーター」を作り、開店のために必要な寄付額と現在の寄付額が見える様にネットで公開した。カフェに来るお母さんだけでなく、海外の方、カフェに来たことがない方も寄付をしてくださったそうだ。そして今何がどれくらい必要か、伝えることもこまちぷらすは力を入れてきた。
社会の何の課題に挑戦しようよしているのか、何のために使うのかをはっきり伝えることで共感してくれる人が増え、協力してくれる。カフェにある冷蔵庫やエアコン、食器など寄付でいただいたものだそうだ。寸法や大きさ、量などフェイスブックやブログ、HPなどで広報した。さらにカフェが作られていく経過も発信した。またメルマガを通した工夫もある。メルマガ会員登録時に「好きなこと・分野」を記入してもらうことで、協力してほしい時に声を掛けた。お母さんたちの得意なことを、こまちカフェで生かしてもらうのだ。今では乳幼児を持つお母さんから祖父母世代まで様々な世代の地域の方がこまちカフェに関わっている。

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14人の参加者からの質疑応答に入ると様々な視点から質問があった。まず運営財源に補助金などをもらっているのかという質問があった。こまちカフェでは、単発的に助成金をもらうことがあっても基本的には自主財源で運営している。コミュニティカフェはカフェの収益だけでなく、自分の強みを利用した別事業から得られる財源を運営に使うことが多い。こまちカフェの場合は、HP作成や紙媒体の作成などがそれに当たる。また狭い店内で利益を生むことを考え、企業提携したイベントやオーダー制の小箱ショップなども展開している。利幅の大きいギフト利用をターゲットにし、良いものをしっかりとした価値で売ることをコンセプトにしている。

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そして運営する組織体制についての質問もあった。こまちカフェはNPOだからこそ、色々な意見があるが、ぶれない軸が必要とのことだった。
たった2時間半の視察会であったが、こまちカフェの工夫をたくさん知ることができた濃い時間となった。「こまちカフェ」という場があることによって、お母さんだけでなく、地域の祖父母世代の方、商店会の方や学生などが集う。そしてお客さんたちを巻き込んで「こまちカフェ」を作ってきた。「ない」ところから、工夫し、発信し、みんなで作るというところに地域密着型のソーシャルビジネスの醍醐味を感じた。
(2013年9月 レポート 学生インターン浜名)


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ソーシャルビジネス現場視察会2013 報告レポート   第4回 「こまちカフェ」

開催日時
2013年9月30日
開催場所
こまちカフェ

ソーシャルビジネス現場視察会2013 第4回「こまちカフェ」

学んだポイント:広報

2013年9月30日に第4回ソーシャルビジネス現場視察会「こまちカフェ」が行われた。
「ママとまちに小さなプラスを」を合言葉に、戸塚周辺の子育て応援プロジェクトを行なっている「NPO法人こまちぷらす」。ネットでの地域子育て情報発信や幼稚園のクチコミ情報冊子の発行を行なっている。「孤立しない子育て環境を作りたい」と、親子の居場所として運営している「こまちカフェ」を訪ねた。店舗探しからオープンまでのプロセスをSNSやブログ、口コミ等で発信し、協力者や顧客を引き寄せた広報のポイントを学んだ。

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まず代表の森さんのお話をお聞きし、店内を見学した。9月9日にリニューアルオープンした「こまちカフェ」。地域のパパたちやおじいちゃんと協力して作ったという棚、寄付で頂いた食器、手作りのスリッパなど、店内は手作りされたものが多くあった。「『ない』ところから始めたんです」と森さんは話す。「ない」ことをチャンスに変える、こまちカフェの「工夫」をお聞きした。

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「母であることが強みになる仕事の場を作りたい。」と始めた、こまちカフェ。「できるところから、できることを。」コミュニティカフェや助産院を借りて週一回カフェを開くところから始まった。「実験・経験・失敗・やり直しの繰り返しだった」と森さんは振り返る。
資金、もの、人、場所がない中で、広報の仕方を工夫した。資金調達には「寄付メーター」を作り、開店のために必要な寄付額と現在の寄付額が見える様にネットで公開した。カフェに来るお母さんだけでなく、海外の方、カフェに来たことがない方も寄付をしてくださったそうだ。そして今何がどれくらい必要か、伝えることもこまちぷらすは力を入れてきた。
社会の何の課題に挑戦しようよしているのか、何のために使うのかをはっきり伝えることで共感してくれる人が増え、協力してくれる。カフェにある冷蔵庫やエアコン、食器など寄付でいただいたものだそうだ。寸法や大きさ、量などフェイスブックやブログ、HPなどで広報した。さらにカフェが作られていく経過も発信した。またメルマガを通した工夫もある。メルマガ会員登録時に「好きなこと・分野」を記入してもらうことで、協力してほしい時に声を掛けた。お母さんたちの得意なことを、こまちカフェで生かしてもらうのだ。今では乳幼児を持つお母さんから祖父母世代まで様々な世代の地域の方がこまちカフェに関わっている。

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14人の参加者からの質疑応答に入ると様々な視点から質問があった。まず運営財源に補助金などをもらっているのかという質問があった。こまちカフェでは、単発的に助成金をもらうことがあっても基本的には自主財源で運営している。コミュニティカフェはカフェの収益だけでなく、自分の強みを利用した別事業から得られる財源を運営に使うことが多い。こまちカフェの場合は、HP作成や紙媒体の作成などがそれに当たる。また狭い店内で利益を生むことを考え、企業提携したイベントやオーダー制の小箱ショップなども展開している。利幅の大きいギフト利用をターゲットにし、良いものをしっかりとした価値で売ることをコンセプトにしている。

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そして運営する組織体制についての質問もあった。こまちカフェはNPOだからこそ、色々な意見があるが、ぶれない軸が必要とのことだった。
たった2時間半の視察会であったが、こまちカフェの工夫をたくさん知ることができた濃い時間となった。「こまちカフェ」という場があることによって、お母さんだけでなく、地域の祖父母世代の方、商店会の方や学生などが集う。そしてお客さんたちを巻き込んで「こまちカフェ」を作ってきた。「ない」ところから、工夫し、発信し、みんなで作るというところに地域密着型のソーシャルビジネスの醍醐味を感じた。
(2013年9月 レポート 学生インターン浜名)


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