株式会社太陽住建の写真

横浜スタートアップ事業者レポート《株式会社太陽住建 河原勇輝さん》


横浜市南区井土ヶ谷駅から徒歩7分。「井土ヶ谷アーバンデザインセンター(UDCI)」の中に、株式会社太陽住建のオフィスがある。ヒトやコトをつなぎ、地域に貢献することを通じて、本来事業にもプラスになるスタイルを目指す社会貢献志向企業だ。

 

つながりがないとコトは生まれない

創立8年ではあるものの、太陽住建は「横浜型地域貢献企業※」の認定を受けた400社強の企業でも、地域貢献志向企業として名前の挙がる存在となってきている。その背景や秘密を、社長の河原勇輝氏から聞いた。

株式会社太陽住建は、太陽光発電販売施工や住宅リフォーム工事などを行う企業である。横浜型地域貢献企業の集まりに限らず、社長や会長はフットワーク軽く、各地の各種イベントに参加し、短期間でネットワークを広げている。一見、本来事業と無縁に思われる活動とも、積極的につながりを持っていくのは「つながりがないとコトは生まれない」という考え方による。

 

空き家活用と防災拠点を地域で展開したい

河原社長には、起業前から持っていた夢がある。地域に開放した交流拠点と会社事務所を併設するという夢だ。その夢は、2017年1月に実現する。横浜市住宅供給公社との共同プロジェクトで、空き家活用の「井土ヶ谷アーバンデザインセンター(UDCI)」をオープンする。太陽住建は、UDCIの企画管理を担い、オフィスをUDCIへ移転させた。

UDCIの交流拠点「おひさま広場」は、地域に無料開放しており、地域の商店や、企業、NPO・ボランティアグループ、行政職員など多種多様な立場の人が集い活動しており、オープンから半年で、千人を超える利用者があった。

河原社長は、更に各地域の空き家を活用した住民主体の交流拠点を耐震シェルター(㈱アップルホーム)+蓄電型太陽光発電システムで空き家を耐震防災拠点とする構想の実現を目指している。

暮らし再生プロジェクト画面キャプチャ
(暮らし再生プロジェクトのホームページより)

 

社会貢献の取組みが本業へもつながる

おひさま広場には、蓄電型太陽光発電システムが備えられ、停電時においても一部電源供給が可能だ。また、災害時に避難所として活用することも想定し、天井には間仕切りを吊るせるように木枠が設置されている。壁には、住まいの困り事を書き込めるように地元南区の白地図がかかれている。小さな依頼をまとめることで効率よく工事が進められれば、依頼主も会社としてもプラスになる。

「おひさま広場の管理、企画運営」の他にも、太陽住建が行っている社会貢献は、「障害者雇用による太陽光発電の施工」「太陽光発電の売電収益を活用した福島の子どもたちの支援」、河原社長が行う地域清掃市民グループ「グリーンバード横浜南」の活動など様々ある。各種イベントで、こうした取組みを発表する機会を得ると、イベント参加者が企業姿勢に共感し家のお困りごとを相談いただくなど、仕事に繋がることもあるそうだ。

おひさま広場の写真

 

事業アイデアや仕事は、現場から生まれる

河原社長は、若い頃に現場で働き、言葉遣いの荒さや、後輩に自分がされた指導の厳しさを繰り返す文化に、多少の違和感を感じていた。その現場経験は「工事部こそが最大の営業マン」という、太陽住建の考え方につながる。

現場の中から、不動産の原状回復事業に取り組みたいと思うようになった。現在の太陽光発電も、現場での声がきっかけだ。米軍基地周辺の防音リフォーム工事を主に請け負い施主とのやりとりの中で、換気やエアコンは公的補助で設置できるものの、電気代の負担に悩む声を聞く。そこで、太陽光発電事業も始めるようになった。

株式会社太陽住建河原社長の写真

工事を通じて感動を届ける

太陽住建は、工事の施行現場の近隣住民に、社員がきちんと挨拶し、その働きぶりを見ることで、新たな工事依頼が入るのだという。社員の姿勢やモチベーションの源になっているのは、社員が仕事を通じて体験した感動エピソードを発表する「お客様会議」と呼ばれる会議だ。会議には、横浜型地域貢献企業の先輩企業の経営者や社員も招かれて出席し、発表にコメントをつける。それが、社員が認められると実感でき、多くの学びを得る場になっている。

「100年後に振り返ってもらった時に、あの人達がいたから、今がある、自分達がある、と思えるような企業でありたい」と社長は話す。UDCIを活用した地域を豊かにする取り組み、まだまだ構想は膨らんでいるようだ。

※横浜型地域貢献企業認定制度
地域貢献の視点を持つ社会的事業活動を通じ、地域と共に発展成長を目指す企業を認定する横浜市経済局の認定制度

井土ヶ谷アーバンデザインセンター(UDCI)
http://kurashi-saisei.jp/udc_idogaya.html

組織概要

株式会社太陽住建
http://www.taiyojyuken.jp/

太陽光発電システム施工販売や住宅リフォーム工事など。

所在地:
神奈川県横浜市南区井土ヶ谷下町27-1 1階

取材:2017年5月


株式会社太陽住建の写真

横浜スタートアップ事業者レポート《株式会社太陽住建 河原勇輝さん》


横浜市南区井土ヶ谷駅から徒歩7分。「井土ヶ谷アーバンデザインセンター(UDCI)」の中に、株式会社太陽住建のオフィスがある。ヒトやコトをつなぎ、地域に貢献することを通じて、本来事業にもプラスになるスタイルを目指す社会貢献志向企業だ。

 

つながりがないとコトは生まれない

創立8年ではあるものの、太陽住建は「横浜型地域貢献企業※」の認定を受けた400社強の企業でも、地域貢献志向企業として名前の挙がる存在となってきている。その背景や秘密を、社長の河原勇輝氏から聞いた。

株式会社太陽住建は、太陽光発電販売施工や住宅リフォーム工事などを行う企業である。横浜型地域貢献企業の集まりに限らず、社長や会長はフットワーク軽く、各地の各種イベントに参加し、短期間でネットワークを広げている。一見、本来事業と無縁に思われる活動とも、積極的につながりを持っていくのは「つながりがないとコトは生まれない」という考え方による。

 

空き家活用と防災拠点を地域で展開したい

河原社長には、起業前から持っていた夢がある。地域に開放した交流拠点と会社事務所を併設するという夢だ。その夢は、2017年1月に実現する。横浜市住宅供給公社との共同プロジェクトで、空き家活用の「井土ヶ谷アーバンデザインセンター(UDCI)」をオープンする。太陽住建は、UDCIの企画管理を担い、オフィスをUDCIへ移転させた。

UDCIの交流拠点「おひさま広場」は、地域に無料開放しており、地域の商店や、企業、NPO・ボランティアグループ、行政職員など多種多様な立場の人が集い活動しており、オープンから半年で、千人を超える利用者があった。

河原社長は、更に各地域の空き家を活用した住民主体の交流拠点を耐震シェルター(㈱アップルホーム)+蓄電型太陽光発電システムで空き家を耐震防災拠点とする構想の実現を目指している。

暮らし再生プロジェクト画面キャプチャ
(暮らし再生プロジェクトのホームページより)

 

社会貢献の取組みが本業へもつながる

おひさま広場には、蓄電型太陽光発電システムが備えられ、停電時においても一部電源供給が可能だ。また、災害時に避難所として活用することも想定し、天井には間仕切りを吊るせるように木枠が設置されている。壁には、住まいの困り事を書き込めるように地元南区の白地図がかかれている。小さな依頼をまとめることで効率よく工事が進められれば、依頼主も会社としてもプラスになる。

「おひさま広場の管理、企画運営」の他にも、太陽住建が行っている社会貢献は、「障害者雇用による太陽光発電の施工」「太陽光発電の売電収益を活用した福島の子どもたちの支援」、河原社長が行う地域清掃市民グループ「グリーンバード横浜南」の活動など様々ある。各種イベントで、こうした取組みを発表する機会を得ると、イベント参加者が企業姿勢に共感し家のお困りごとを相談いただくなど、仕事に繋がることもあるそうだ。

おひさま広場の写真

 

事業アイデアや仕事は、現場から生まれる

河原社長は、若い頃に現場で働き、言葉遣いの荒さや、後輩に自分がされた指導の厳しさを繰り返す文化に、多少の違和感を感じていた。その現場経験は「工事部こそが最大の営業マン」という、太陽住建の考え方につながる。

現場の中から、不動産の原状回復事業に取り組みたいと思うようになった。現在の太陽光発電も、現場での声がきっかけだ。米軍基地周辺の防音リフォーム工事を主に請け負い施主とのやりとりの中で、換気やエアコンは公的補助で設置できるものの、電気代の負担に悩む声を聞く。そこで、太陽光発電事業も始めるようになった。

株式会社太陽住建河原社長の写真

工事を通じて感動を届ける

太陽住建は、工事の施行現場の近隣住民に、社員がきちんと挨拶し、その働きぶりを見ることで、新たな工事依頼が入るのだという。社員の姿勢やモチベーションの源になっているのは、社員が仕事を通じて体験した感動エピソードを発表する「お客様会議」と呼ばれる会議だ。会議には、横浜型地域貢献企業の先輩企業の経営者や社員も招かれて出席し、発表にコメントをつける。それが、社員が認められると実感でき、多くの学びを得る場になっている。

「100年後に振り返ってもらった時に、あの人達がいたから、今がある、自分達がある、と思えるような企業でありたい」と社長は話す。UDCIを活用した地域を豊かにする取り組み、まだまだ構想は膨らんでいるようだ。

※横浜型地域貢献企業認定制度
地域貢献の視点を持つ社会的事業活動を通じ、地域と共に発展成長を目指す企業を認定する横浜市経済局の認定制度

井土ヶ谷アーバンデザインセンター(UDCI)
http://kurashi-saisei.jp/udc_idogaya.html

組織概要

株式会社太陽住建
http://www.taiyojyuken.jp/

太陽光発電システム施工販売や住宅リフォーム工事など。

所在地:
神奈川県横浜市南区井土ヶ谷下町27-1 1階

取材:2017年5月