スローレーベルの活動写真

横浜ソーシャルビジネス事業者レポート《NPO法人スローレーベル》


「アーティストやデザイナーと企業や福祉施設などをつなげ、大量生産では実現できない自由なものづくりをめざす新しい試み」に取り組む NPO法人スローレーベル(以下、スローレーベル)の成り立ちから現在の活動について、プロジェクトマネージャーの野崎さんにお話しを伺った。

ヘッダー写真提供:427FOTO

横浜ランデブープロジェクト

みなとみらいの玄関口にある象の鼻テラスで、「横浜ランデヴープロジェクト」がスタートした。このプロジェクトはスパイラル/株式会社ワコールアートセンターと横浜市が実施した障害者とアーティストによるものづくり事業で、企業・アーティスト・福祉施設がつながって商品を開発。2011年、現代表の栗栖良依さんがディレクターに就任し、SLOW LABEL(スローレーベル)を立ち上げ、地域市民と、ものづくりを通して交流できる活動として発展していった。

この活動の現場では、例えば織物が得意な障害者が、その気分のままに選ぶ色とりどりの糸の組み合わせが、アーティストの目には新鮮に映り新たな想像力を喚起するなど、お互いに刺激を与えあっているという。

このような活動が全国へ拡がり、2013年から「スローレーベル徳島」、2016年からは「スローレーベル熊本」がスタートしている。

スローレーベルの商品写真
写真提供:427FOTO

 

プロダクト販売から次の展開へ

プロダクトの販売に加え、2014年には、横浜市の文化観光局と健康福祉局とともに、突出した能力や知覚をもつ障害者と多様な分野のプロフェッショナルを繋げた現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」を開催。それを機に、特定非営利活動法人スローレーベルを設立する。

2015年、厚生労働省「平成27年度 障害者の芸術活動支援モデル事業者」に選ばれる。また、2020年の東京五輪・パラリンピックの開会式や文化プログラムで活躍する障害のあるパフォーマーを発掘・育成するためのプラットフォーム「SLOW MOVEMENT」を立ち上げる。

これらの活動では、障害のある人の芸術活動を支援する「アクセスコーディネーター(環境を整える人)」と「アカンパニスト(伴奏する人)」の人材育成にも取り組む。

SLOW MOVEMENT ‒The Eternal Symphonyの写真
写真提供:スローレーベル

東京パラリンピックを目指して

最近では、市民が誰でも参加できるようなワークショップや市内の福祉施設を巡るバスツアーを開催。パフォーマーに加え、それをサポートする市民スタッフも公募するなど、市民と福祉施設スタッフ、障害者、アーティストのつなぎ役を担っている。

スローレーベルのコンセプトは、様々な活動を通して「多様な人々の出会いと協働の機会を提供する」ことにあり、プロダクト生産もパフォーミングアートも、あくまで手段。横浜の、新しい文化や価値観に対する寛容さをいかして、先駆性と質の高さにこだわった表現活動をしているとのこと。「2020年東京パラリンピック開会式で世界が驚くようなパフォーマンスを披露できる人や環境を創っていきたい」と栗栖氏は大きな目標を抱いている。

「出会う場づくりも作品作りも、コンセプトメイキングの段階から丁寧に、あらゆる人を巻き込にながら作り込んでいます。」と野崎さんが力強く語られたのが印象的だった。

スローレーベル案内紙の写真

 

組織概要

NPO法人スローレーベル
http://www.slowlabel.info/

国内外で活躍するアーティストやデザイナーと企業や福祉施設、地域の市民などを繋げ、特色を活かした新しいモノづくりとコトづくりに取り組んでいます。

取材:2017年3月

 


スローレーベルの活動写真

横浜ソーシャルビジネス事業者レポート《NPO法人スローレーベル》


「アーティストやデザイナーと企業や福祉施設などをつなげ、大量生産では実現できない自由なものづくりをめざす新しい試み」に取り組む NPO法人スローレーベル(以下、スローレーベル)の成り立ちから現在の活動について、プロジェクトマネージャーの野崎さんにお話しを伺った。

ヘッダー写真提供:427FOTO

横浜ランデブープロジェクト

みなとみらいの玄関口にある象の鼻テラスで、「横浜ランデヴープロジェクト」がスタートした。このプロジェクトはスパイラル/株式会社ワコールアートセンターと横浜市が実施した障害者とアーティストによるものづくり事業で、企業・アーティスト・福祉施設がつながって商品を開発。2011年、現代表の栗栖良依さんがディレクターに就任し、SLOW LABEL(スローレーベル)を立ち上げ、地域市民と、ものづくりを通して交流できる活動として発展していった。

この活動の現場では、例えば織物が得意な障害者が、その気分のままに選ぶ色とりどりの糸の組み合わせが、アーティストの目には新鮮に映り新たな想像力を喚起するなど、お互いに刺激を与えあっているという。

このような活動が全国へ拡がり、2013年から「スローレーベル徳島」、2016年からは「スローレーベル熊本」がスタートしている。

スローレーベルの商品写真
写真提供:427FOTO

 

プロダクト販売から次の展開へ

プロダクトの販売に加え、2014年には、横浜市の文化観光局と健康福祉局とともに、突出した能力や知覚をもつ障害者と多様な分野のプロフェッショナルを繋げた現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」を開催。それを機に、特定非営利活動法人スローレーベルを設立する。

2015年、厚生労働省「平成27年度 障害者の芸術活動支援モデル事業者」に選ばれる。また、2020年の東京五輪・パラリンピックの開会式や文化プログラムで活躍する障害のあるパフォーマーを発掘・育成するためのプラットフォーム「SLOW MOVEMENT」を立ち上げる。

これらの活動では、障害のある人の芸術活動を支援する「アクセスコーディネーター(環境を整える人)」と「アカンパニスト(伴奏する人)」の人材育成にも取り組む。

SLOW MOVEMENT ‒The Eternal Symphonyの写真
写真提供:スローレーベル

東京パラリンピックを目指して

最近では、市民が誰でも参加できるようなワークショップや市内の福祉施設を巡るバスツアーを開催。パフォーマーに加え、それをサポートする市民スタッフも公募するなど、市民と福祉施設スタッフ、障害者、アーティストのつなぎ役を担っている。

スローレーベルのコンセプトは、様々な活動を通して「多様な人々の出会いと協働の機会を提供する」ことにあり、プロダクト生産もパフォーミングアートも、あくまで手段。横浜の、新しい文化や価値観に対する寛容さをいかして、先駆性と質の高さにこだわった表現活動をしているとのこと。「2020年東京パラリンピック開会式で世界が驚くようなパフォーマンスを披露できる人や環境を創っていきたい」と栗栖氏は大きな目標を抱いている。

「出会う場づくりも作品作りも、コンセプトメイキングの段階から丁寧に、あらゆる人を巻き込にながら作り込んでいます。」と野崎さんが力強く語られたのが印象的だった。

スローレーベル案内紙の写真

 

組織概要

NPO法人スローレーベル
http://www.slowlabel.info/

国内外で活躍するアーティストやデザイナーと企業や福祉施設、地域の市民などを繋げ、特色を活かした新しいモノづくりとコトづくりに取り組んでいます。

取材:2017年3月